運転者に対する指導と教育、やってますか?
皆さん、こんにちは!
今日は、顧問先の事業者さんのところで運転手の皆さんに対する指導教育のお手伝いをしてきました。
運送事業者の皆さんはご存知だと思いますが、運送事業者は、運転者(緑ナンバーの運転手のことですね)に対して安全運転やトラックの特性などを知り安全な輸送を実現するために行うものなのです。
ちなみに国土交通省のマニュアルにはこのような目的の記載があります。
“【指導・監督指針の目的】
トラック事業者が行う運転者に対する指導・監督は、安全輸送を心がけるための知識を身につけさせることを目的に、継続的かつ計画的に実施しましょう。
トラック運転者は、大型の自動車を運転したり、多様な地理的・気象的状況のもとで運転したりすることから、道路の状況及びその他の運行の状況に関する判断や、高度な能力が要求されます。
このため、トラック事業者は、トラック運転者に対して、交通事故の有無に関わらず、継続的かつ計画的に指導・監督を行い、他の運転者の模範となるべき運転者を育成していく必要があります。
そこで、トラック事業者がトラック運転者に対して行う“一般的な指導・監督”は、「貨物自動車運送事業法」等の法令に基づく運転者が遵守すべき事項に関する知識のほか、トラックの運行の安全を確保するために必要な運転に関する技能・知識を習得させることを目的として行います。”とあります。
これを“自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督”といいます。マニュアルも公示されており、特にやらなければならないことが細かく書かれています。
今回は、運送事業者の社長さんと運行管理者さんと共同で色々と試してみました。
テキストや映像だけではどうしても頭に入らないことが多いと思います。それもそのはず、運転手の人だってこんなことやりたくないってのが本音だと思います。しぶしぶいやいやながら仕方なく話を聞かされたり、映像を見せられたりしています。
なので、なるべく短時間で記憶に残るような取り組みが何かできないかなというのが以前からの悩みでした。
今回は、一番最後に小テストをやってみました。
問題数は3問です。
とりあえず皆さん、ぶーぶー言いながらも真剣に取り組んでくれましたね(と私は勝手に思っています)(笑)。
テキストを読み聞かせたり、映像を見せたりというのもいいとは思うのですが、どうしても受け身になりがちだと思うんです。
なので、今回から少し、自分の頭で考え、手を動かして回答するといった内容を盛り込んでみました。
問題も〇×ではなくきちんと頭の中で思い出し、文字にして書くというプロセスを大切にしたいということで問題数は少ないのですが、重要なことを問題として取り上げ、制限時間の中で考えてもらうというスタイルで実施しました。
このパターン、今後も続けていく予定ですが、トライ&エラーでより良いスタイルにするために毎月色々と改善していきたいと思います。
今回はここまで。
それでは皆さん、またお会いしましょう!