確認ですが対応してますか?新しい運転日報(乗務記録)

皆さん、こんにちは!

最近、運送業界は改正につぐ改正ばかりでイヤになってしまいますね…。
4月に約款が変わったと思ったら今度は運転日報に関する改正です。

今回の改正ですが、正式には「貨物自動車運送事業輸送安全規則の改正に伴う乗務記録記録付票」というタイトルになります。
お知らせ

この改正は、車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上のトラックを運転したときに積込みや取卸し、荷造り、仕分、棚入れなどの「荷役作業」と呼ばれる運転以外の作業をしたときは運転日報に内容を記入しなければいけないことになります。

これは正直、ドライバーにしてみたら面倒かもしれないです…。
普通の日報でさえ「書くのめんどくせー」という声をよく聞く位ですので(笑)。

でも、お役所(国土交通省)としてみれば、単なる嫌がらせや意地ワルで今回の改正を行ったワケではありません。
ちなみに記載例はこんな感じです。
記入例

何かの回でも書きましたが、今までは「運賃」の中に上記のような荷役作業も含まれている場合がほとんどでした。そこが問題視されており、運送業者の経営を圧迫している原因の1つとされていました。確かに、タダで積込みや取卸し、ひどい場合には陳列までさせられる場合もあります。タダですよ、タダで。

ドライバーにしてみればたまったもんじゃないですよね。
もちろんそんなこんなで労働時間は長くなるし、「運賃」にコミコミなので給料も上がらない、作業もツラい等々。これではドライバーもイヤになるし、ドライバーになりたいという人も少なくなるばかりです。

そんな現状を何とか打開しようと、数年前から運賃の改定を見直し、約款を改正し、今回の運転日報の改正とつながるワケです。

改正したからと言ってすぐに状況が良くなるかといわれればそんなことはないと思います。
ただ、何の政策もなしに改善させようとしても良くなるはずはなく、今後も色々な政策、制度を打ち出して欲しいものです。
運送事業者にとって優しく負担のない形で(笑)。

このような改正をきっかけに荷主とのパワーバランスが改善されるといいのですが、今までの付き合い等を考えると中々関係を変えることは難しいかもしれません。
が、何もしなければジリ貧になるだけです。
こういった改正をうまく利用し現状打開することが出来る運送事業者さんがどんどん出てきて欲しいし、そんな事業者さんのお手伝いをもっともっとしていきたいと思う今日この頃です。

今回はここまで。

またお会いしましょう!