標準運送約款替えましたか??

皆さん、こんにちは!

今日は、標準運送約款が変わりました!というお話です。
ちょっと時間が空いてしまいましたが約款のお話です。

ここ最近目まぐるしく変わっている標準運送約款ですが、またまた変わりました。標準運送約款とは正式名称「標準貨物自動車運送約款」の事です。略して約款と呼んでいきたいと思います。

実は、この約款、少し前に改正がありました。直近の改正が平成29年だったのですが、わずか2年しかたっていないのにまた改正です。理由は商法と国際海上物品運送法の一部改正があったためです。

では、何か特別な手続きが必要かというとそんなことはなく、今、営業所内に掲示している約款を新しい約款に替えるだけです。いたって簡単です。

もうさすがいらっしゃらないとは思いますが、運賃・料金の変更届が未提出の事業者は早急に提出してくださいね。未提出の場合は、まず提出してから約款の差替えになります。

ちなみに運賃・料金変更届の未提出は行政処分の対象になるので必ず提出してください。

また、認可を受けた独自約款を使用している事業者さんも、商法等の改正に合わせて内容を変更し、再度認可申をする必要があるので注意が必要です。

一応、参考までにどの約款を使っているとどの手続きが必要になるかをまとめた一覧表が国土交通省から発表されていますのでこちらにもリンクを貼っておきます。
約款詳細
出典:全ト協HPより

ただ、認可約款を使用している事業者さんの数は少なく、ほとんどの事業者さんは「標準貨物自動車運送約款」を使用しているハズなのでやる事と言えば、改正後の新しい約款に差替えて無事完了です。

とは言え、簡単だからと言って後回しにしたままついつい忘れてしまうと巡回指導の時に指摘を受けて評価が下がってしまいますので今すぐやっておくことをおススメします。というか、ホントは今すぐやらなきゃダメなんですけどね(笑)。

ちなみに約款とは、「保険や運送など不特定多数の利用者との契約を処理するため、あらかじめ定型的に定められた契約条項。保険約款・運送約款など。」(コトバンクより引用)とあります。

そもそも約款は個別の契約とは違い、不特定多数の人に対し、画一的に表示するといった性質のものです。個別の契約のように不特定多数の人達にその都度、細かい契約や説明をしていては時間がいくらあっても足りず、それこそ仕事になりません。

一応、便利な存在なんですね。字が細かくて読む気が起きないというのはここだけの話です(笑)。

ということで、この記事をご覧になられた方は自社の約款がいつ公示された約款なのか確認してみましょう。
右上の一番最初に改正の年月日が記載されていますので、最終が平成31年3月8日改正(平成31年4月1日施行)となっていれば大丈夫です。

今日はここまで。

またお会いしましょう!