行政書士の独り言|アレに支配されるリスク

「やらなければ」に支配される社長は経営を見失う


 

みなさん、こんにちは!

運送業専門行政書士の齋藤です。

 

運送会社を経営していると、

毎日のように

「やらなければ」

が頭の中を駆け回っていると思います。

配車を組まなければ…

あのスポット、対応しなければ…

ドライバーを採用しなければ…

車両を管理しなければ…

売上を上げなければ…

利益を残さなければ…

荷主対応もしなければ…

事故対応しなければ…

経営者であれば当然といえば当然ですね。

会社を維持し、

従業員を守り、

お客様との約束を守るためには、

「やらなければならないこと」

がたくさんあります。

ですから、「やらなければ」が悪い、

と言いたいわけではありません。

むしろ経営は、

「やらなければならないこと」

の連続だと思います。

ただ、私が危険だと思うのは、

「やらなければ」

に支配されてしまうことです。

そもそも、

「こういう会社にしたい」

という気持ちは、

自分の内側から出てきます。

というか出てくるはずです。

運転手が安心して働ける会社にしたい。

信頼される会社にしたい。

利益が残る会社にしたい。

もちろん家族との時間も大切にしたい。

これは社長自身の理想や価値観です。

一方で、

「採用しなければ」

「教育しなければ」

「SNSをやらなければ」

「2024年問題に対応しなければ」

「DXを進めなければ」

「AIを使わなければ」

こうした言葉は、自分の意思だけではありません。

周りの会社がやっている。

コンサルタントに言われた。

業界の流れだから。

時代に取り残されたくないから。

そうした外部環境の影響も大きく受けています。

そして厄介なのは、

「やらなければ」

と思っている人ほど

“動けなくなる”

ことです。

採用しなければ。

でも何から始めればいいか分からない。

利益を残さなければ。

でも毎日の仕事に追われている。

教育しなければ。

でも時間がない。

すると、

「自分はダメな経営者だ」

と自己嫌悪になる。

そしてさらに、

「もっと頑張らなければ」

「もっと働かなければ」

と自分を追い込む。

でも、

追い込めば追い込むほど視野が狭くなる。

これは運送会社の社長だけではなく、

多くの経営者によく見られる状態です。

そもそもの話ですが、

自分の運送会社を作った頃はどうだったでしょうか。

最初から、

「採用しなければ」

「利益率を改善しなければ」

「DXを進めなければ」

と思って始めた人は少ないはずです。

もっと”純粋な思い”が

あったのではないでしょうか。

自分の運送会社を持ちたい。

家族を幸せにしたい。

社員を幸せにしたい。

地域でNo1の運送会社にしたい。

もっと言うなら、

社長になって高級外車を乗り回したい。

高級時計やブランド物を財布を期にせず買いたい。

ザギンでシースー食べてクラブで豪遊したい。

ズバリ、金持ちになりたい。

そんな「こうしたい」があったはずです。

ところが会社が大きくなるにつれて、

その気持ちは見えなくなります。

気づけば毎日、

「やらなければ」

に追われている。

そして、

経営そのものが目的ではなく、

「目の前の問題を処理すること」

が目的になってしまう。

これは非常にもったいないことです。

経営とは、

本来、自分が望む未来を作るための手段です。

そのはずなのに、

「やらなければ」に支配されると、

自分がどこへ向かいたかったのか

が分からなくなります。

だから私は、

ときどき立ち止まること

が大切だと思っています。

その「やらなければ」の奥には、

どんな「こうしたい」があるのか。

利益を残したいのはなぜか。

採用したいのはなぜか。

教育したいのはなぜか。

その先にある理想を思い出すことができれば、

やるべきことの意味も変わってきます。

経営には責任があります。

だから「やらなければ」

をゼロにはできません。

でも、それに支配されてはいけない。

本当に大切なのは、

「やらなければ」の奥にある

「こうしたい」を忘れないことです。

経営を見失う社長は、

自分の理想を忘れた社長だと思います。

逆に、自分が作りたい会社の姿

を覚えている社長は、

多少遠回りしても、

必ず前に進めるのだと思います。

まだまだ経営については、

私自身、偉そうな事は言えた立場ではありませんが、

感じたことを書きました。

 

それでは、今回はここまで。

最後までお読み下さいましてありがとうございます。

またお会いしましょう!

 

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