【雑談】BSは作るもの
みなさん、こんにちは!
運送業専門行政書士の齋藤です。
今回は少しマジメな話をしたいと思います。
僕はこの時期、運送会社さんの事業報告書と事業実績報告書の
作成をする事が多く、決算書を見る機会が増えます。
決算書全てを細かく見て分析をするといったことはしませんが、
それでも、決算報告書や明細書あたりは仕事上見させていただきます。
運送会社の数だけ決算書もあるわけで、その内容は本当に千差万別です。
なかなか、書面だけでは判断できませんが、それでもある程度の傾向なんかはわかります。
対局的な話をすると、債務超過が続いているにもかかわらず高級車を乗る社長。
純資産がウン億あるけど中古で買ったような国産の普通車を乗る社長。
どっちが正しいという話をしたいわけではありません。
ただ、同じ「経営」をしているのに、社長の考え方次第で、
本当に結果が変わってくるんだな、と感じるのです。
僕が敬愛してやまない人物の一人に一倉定という方がいらっしゃいます。
すでに他界されているのですが、その方がこのようにおっしゃってます。
というか書籍に書いてあります。
「バランスシートは事業経営の結果として出来上がるものでなく、社長の意思によって作りあげるものである。」
なるほど!!と思いました。
BSは、なんとなく今までの結果からできあがるものだと思っていました。
意識して作るなんて発想は無く、通信簿のように後出しの結果的なイメージでした。
うまく表現できずにすみません。
ところが、これを読んでからなるほどと思ったのです。
例えば、経営をどうするか?と考えたとき。
つまり事業承継や会社売却などをどうするか?ということを考えるうえでも、
どんなBSが最も良いか、は変わってくると思います。
一般的な話ですが、売却するなら純資産が積み上がっていた方が評価が高い。
※もちろん例外もあります。債務超過でも売却できる場合もたくさんあります。
逆に承継とか相続させるなら株価を上げたほうが良い場合もあり、
純資産を少なくする場合もあります。
また、承継も売却もせず、清算する場合もあります。
その場合、なるべく利益を社長個人や従業員に還元して純資産を積み上げないという選択肢もあります。
結局、「社長、あなたこの先どうしたいですか??」という話になるのですが、
未来の目標に向かってBSを作るという感覚が少し理解できた瞬間でした。
「BSは社長の意思で作るもの」
この発想を取入れてみてはいかがでしょうか??
なんか新しい視点で経営ができそうな気がするのは僕だけでしょうか??
それでは、今回はここまで。
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
またお会いしましょう!
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