行政書士の独り言|あーだこーだ嘆く前に
経営者としてやるべきことをやっていますか?
みなさん、こんにちは!
運送業専門行政書士の齋藤です。
私は一応、運送業の手続きを専門とする行政書士として、
多くの運送業の経営者の方々と接してきました。
お付合いさせていただいた会社の台数としては、
20台から50台くらいの会社が8割です。
その中で、スバリ、言いたいことがあります。
「仕事が減った」
「運転手が雇えない」
「運賃が上がらない」
確かに、運送業界を取り巻く環境は厳しいです。
直近で言えば、2024年問題をはじめ、
燃料費の高騰、運転手不足など
外部環境の変化が経営を圧迫していることは事実でしょう。
しかし、私が気になるのは、
そうした不満を口にする経営者の中に、
本当に“経営者としてやるべきこと”を
“やり尽くしている”方がどれだけいるのか、
ということです。
◆仕事が減ったと言う前に、営業していますか?
「仕事が減った」と嘆く経営者がいます。
では、嘆く前に、
新規顧客を開拓するために、
どれだけ動いていますか?
例えば、
既存顧客に対して、新しい提案をしていますか?
また、
荷主の課題を聞き取り、自社の強みを活かした解決策を提示していますか?
運送業は「待ちの商売」だと思われがちですが、
それは違うと思います。
荷主企業も物流の課題は絶対にあるはずです。
その課題を解決できる運送会社を、求めているはずです。
仕事が減ったのではなく、
選ばれる努力をしていないだけではないでしょうか?
◆運転手が雇えないと言う前に、働きたい会社になっていますか?
「運転手が来ない」という声もよく聞きます。
しかし、あなたの会社は、
運転手が本当に働きたいと思える会社になっていますか?
労働環境は整っていますか?
給与水準は適正ですか?
休日はきちんと取れますか?
社長や管理職は、ドライバーに敬意を持って接していますか?
もし、自分が運転手だったら自分の会社で働きたいと思いますか?
人手不足は業界全体の課題です。
だからこそ、選ばれる会社にならなければなりません。
劣悪な環境のまま「人が来ない」と嘆くのは、
経営者としての責任放棄だと私は思います。
ましてや、外国人に頼ろうなんてのは論外だと思います。
◆運賃が上がらないと言う前に、原価を把握していますか?
「運賃交渉がうまくいかない」という話もよく耳にします。
ですが、そもそも自社の原価を正確に把握していますか?
燃料費、人件費、車両償却費、保険料、その他諸経費…
これらを積み上げて、最低限必要な運賃を算出していますか?
原価も分からないまま、
相場観だけで値決めをしている経営者が少なくありません。
それでは交渉の土台に立てません。
根拠ある数字を持って、
堂々と適正運賃を提示する。
それが経営者の仕事です。
◆外部環境のせいにする前に、経営者としての責任を果たしてください
私は、運送業界を心から尊敬しています。
日本の物流インフラを支える、なくてはならない仕事です。
だからこそ、まじめに取り組む経営者には、
きちんと評価され、
事業が継続できる環境であってほしいと願っています。
しかし、
外部環境のせいばかりにして、自らの経営努力を怠る。
それでは、業界全体の信頼を損ねることになります。
騒ぐ前に、まず自分自身に問うてください。
「経営者として、やるべきことをやっているか?」と。
厳しい時代だからこそ、
経営者の覚悟と行動が問われています。
私は、本気で向き合う経営者を、全力で支えたいと思っています。
なんか辛辣な物言いになった箇所もあるかも知れません。
どうか気を悪くせずに。
それでは、今回はここまで。
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
またお会いしましょう!
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