行政書士の独り言|仮面ライダーの変身ベルト
その武器、使いこなせてますか?
みなさん、こんにちは!
運送業専門行政書士の齋藤です。
経営者なら誰でも、
目の前の問題を早く解決したい
と思う事がよくあるはずです。
採用がうまくいかない。
ドライバーが育たない。
育ったと思っても定着しない。
利益が出ない。
そんなとき、つい
「何かいい方法はないか?」
と探したくなります。
たとえば、
採用のノウハウを手に入れたくて、
高額な採用講座を受講した。
または、採用コンサルに依頼した。
ドライバー教育を仕組み化したくて、
新しいシステムやマニュアルを導入した。
赤字を早く解消したくて、
荷主に運賃交渉をした。
どれも、やろうとしていること自体は
間違ってないと思います。
問題は、その後です。
例えば、ドライバーの教育。
せっかく教育システムを導入したけど、
誰も使っていない。
マニュアルも作ったけど、
棚の中で絶賛熟成中(笑)。
例えば、運賃交渉。
とりあえず、行っては見たものの、
一度断られて、それっきり。
こんな経験ありませんか?
結果を急ぐほど「部分最適」に陥る
なぜ、こんなことが起きるのでしょうか。
売上を早く上げたい。
人を早く育てたい。
採用を早く成功させたい。
赤字を早く解消したい。
目の前の問題を早く解決したい。
経営者なら当然の気持ちです。
でも、焦れば焦るほど、
「すぐに効く方法はないか?」
と探し始めます。
そして、目の前の問題だけを解決しようと
「部分最適」に陥ってしまう。
採用できないから求人媒体を変える。
人が育たないからマニュアルを買う。
利益が出ないから運賃を上げる。
でも、本当の原因は
別のところにあるかもしれません。
採用できない原因が、
給与うんぬんではなく
単に会社の魅力が伝わっていないことかもしれない。
人が育たない原因が、
マニュアルうんぬんではなく、
単に上司が教えていないことかもしれない。
利益が出ない原因が、
運賃うんぬんではなく、配車やルート、
貸切か混載かの違いにあるかもしれない。
目の前の症状だけを見て、
武器を増やしても、
本当の原因が違えば結果は出ません。
仮面ライダーの変身ベルトなんて存在しない
経営をしていると、ときどき
「これさえあれば会社が変わる」
という武器が欲しくなります。
でも残念ながら、
これさえあれば、つまり
仮面ライダーの変身ベルトなんて存在しません。
ベルトを巻いて、
「変身!」
と叫んだ瞬間に、
採用が成功して、
ドライバーが育ち、
利益率まで改善する。
そんな便利なものがあったら、
私も欲しいです(笑)。
そしてそれを売りまくって億万長者になりたいです。
そもそも仮面ライダーを
例に出している時点で、世代がバレますね…。
脱線しました。
経営はもっと地味です。
原因を考える。
一つやってみる。
結果を見る。
うまくいかなければ修正する。
そして、またやる。
せっかく手に入れたノウハウやシステムも、
使い続けて初めて武器になります。
新しい武器を探す前に、
「今持っている武器を、本当に使い切っているか?」
を考えてみる。
そして目の前の問題だけではなく、
会社全体を見て、
本当の原因はどこにあるのかを考える。
遠回りに見えるかもしれません。
でも結局、それが一番の近道なのだと思います。
変身ベルトを探すより、
今持っている武器を磨く。
経営者に必要なのは、
案外そんな地味なことなのかもしれません。
それでは、今回はここまで。
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
またお会いしましょう!
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