行政書士の独り言|「虫歯も経営も「まだ大丈夫」が一番危ない

「まだ大丈夫」が行動を遅らせる


みなさん、こんにちは!
運送業専門行政書士の齋藤です。

 

運送業だけではなく、経営をしていると、

とても便利な言葉があります。

 

それは、「まあ、まだ大丈夫だろう。」

 

売上が少し落ちた。

利益が少し減った。

ドライバーが一人辞めた。

社員との関係が少しギクシャクしている。

 

そんなとき、

「まだ慌てるほどじゃない」

「もう少し様子を見よう」

と考えることがあります。

 

もちろん、本当に一時的な問題なら

それでもいいと思います。

 

ただ、この「まだ大丈夫」という言葉。

使い方を間違えると、かなり危険です。

なぜなら、

「まだ大丈夫」と思った瞬間、

行動がワンテンポ遅れるからです。

その遅れをすぐにリカバリーできるなら

問題ありません。

 

でも、そのワンテンポが致命傷になることもあります。

これは経営だけの話ではありません。

 

例えば、虫歯。

ちょっと歯が痛い。

でも、

「まあ、まだ大丈夫だろう」

と放置する。

数週間後。

まだ痛い。

でも、歯医者は面倒くさい。

さらに放置する。

そして、いよいよ我慢できなくなって歯医者へ行く。

先生から一言。

「神経までいってますね。」

……全然大丈夫じゃなかった(笑)。

「もっと早く来てくれれば」と言われて後悔する。

よくある話です。

 

会社の異変も、最初は「小さな違和感」

経営も、これと似ていると思います。

売上が前年より少し落ちている。

粗利が少しずつ減っている。

離職者が少し増えてきた。

求人を出しても以前より応募が来ない。

ドライバーとの会話が減ってきた。

社内の雰囲気が、なんとなく悪い。

 

一つひとつを見れば、

大した問題ではないかもしれません。

 

だから、

「まだ大丈夫」

「もう少し様子を見よう」

となる。

でも、会社が悪くなるときというのは、

ある日突然すべてが崩壊するわけではありません。

 

最初は、

「なんか最近おかしいな」

という小さな違和感から始まることが

多いのではないでしょうか。

 

その小さな違和感を半年、1年と放置する。

すると、気づいた頃には、

問題が大きくなっている。

 

売上が本格的に落ちた。

利益が残らなくなった。

ベテランドライバーが次々辞めた。

社内の人間関係が修復できなくなった。

 

そこで慌てて対策を始める。

経営でも、

「もっと早くやっておけばよかった」

は珍しくありません。

 

「まだ大丈夫?」ではなく「本当に大丈夫?」

 

私は、本当に強い運送会社というのは、

問題が起きてから対処する会社ではない

と思っています。

 

小さな違和感の段階で動ける会社です。

売上が少し落ちたなら、

なぜなのかを見る。

粗利が少し減ったなら、

原因を確認する。

一人辞めたなら、

「たまたまだろう」

で終わらせず、

何か会社側に問題がなかったか考える。

 

大げさに騒ぐ必要はありません。

でも、疑うことは必要です。

「まだ大丈夫かな?」

ではなく、

「本当に大丈夫か?」

と。

 

この二つ、似ているようで全然違います。

前者は、問題を先延ばしにする言葉。

後者は、問題を見つけるための言葉です。

 

虫歯だと思ったら、

面倒がらず、我慢せず、

早く歯医者に行けば、

小さな治療で済むかもしれません。

 

会社も同じです。

小さな違和感なら、小さな改善で済む。

でも放置すればするほど、

治療は大掛かりになります。

 

そして会社の場合、

神経を抜いて終わり……

というわけにもいきません(笑)。

 

「まだ大丈夫」と感じたときこそ、

「本当に大丈夫か?」

と一度疑ってみる。

その小さな習慣が、

会社の大きな問題を防いでくれるのかもしれません。

 

それでは、今回はここまで。

最後までお読み下さいましてありがとうございます。

またお会いしましょう!

 

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