行政書士の独り言|売上がパッとしないときに考えること
その目標、適切ですか??
みなさん、こんにちは!
運送業専門行政書士の齋藤です。
売上が思うように伸びないとき、
何をすればよいのか分からなくなることがあります。
運送会社を経営していると、
毎日やることは山ほどあると思います。
配車。
ドライバー対応。
荷主さん、協力会社さんとのやり取り。
車両管理。
請求業務。
事故やトラブルへの対応。
資金繰りや人の問題。
それなりに忙しく動いているはずなのに、
月末に数字を見ると、思ったほど利益が残っていない。
「これだけ頑張っているのに、なぜ会社にお金が残らないのか」
そんな感覚になることがあります。
原因はいくつか考えられます。
運賃の問題かもしれません。
原価管理の問題かもしれません。
荷主構成の問題かもしれません。
配車効率や空車回送の問題かもしれません。
よくある話ですが、そもそも、
利益が出にくい仕事を受け続けているのかもしれません。
ただ、その中でも大きな原因の一つは、
目標の設定の仕方にあるのではないかと思います。
たとえば、いきなり
「年商100億円を目指す」
「利益をもっと残す」
「車両をあと10台増やす」
と目標を掲げる。
もちろん、大きな目標を持つこと自体は悪いことではありません。
ただ、その目標が大きすぎたり、
漠然としていたりすると、
結局、今日何をすればよいのか分からなくなります。
しかも多くの場合、今の延長線上で考えてしまいます。
“今月これくらいだから、来月はもう少し売上を増やそう。”
“今年これくらいだから、来年は少し台数を増やそう。”
いわゆる積み上げ思考です。
もちろん積み上げも大切です。
でも、本気で会社の数字を変えたいのであれば、
現在地から考えるだけではなく、
将来の目標から逆算する必要があります。
たとえば、1年後に営業利益を1,000万円残したいとします。
そのためには、年間でどれくらいの粗利が必要なのか。
その粗利を作るには、
どの荷主から、
どんな仕事を、
どれくらい受ける必要があるのか。
車両1台あたり、
月にいくら稼働させる必要があるのか。
1か月で、
どれくらいの売上と利益が必要なのか。
1週間では、
どの便をどれだけ確保する必要があるのか。
そして、そのために今日は何をするべきなのか。
ここまで分解して、初めて目標は行動に変わります。
「利益を増やしたい」という言葉だけでは、
今日の行動は決まりません。
でも、
「今月は赤字に近い案件を見直す」
「今週は主要荷主との運賃交渉の準備をする」
「今日は車両ごとの粗利を確認する」
というところまで落とし込めば、
やるべきことが見えてきます。
大きな目標ほど、小さく小さく考える必要があります。
1年を1か月に分ける。
1か月を1週間に分ける。
1週間を今日に分ける。
そうすると、
ぼんやりしていた目標が、具体的な行動に変わります。
売上がパッとしないときほど、
焦って新しい荷主を探したり、
台数を増やしたりしたくなります。
でも、その前にまず考えるべきなのは、
目標と今日の行動がつながっているかどうかです。
大きな目標を掲げることは大切です。
ただ、分解されていない目標は、ただの願望になってしまいます。
「いつか利益を残したい」ではなく、
「そのために今日これをやる」まで落とし込む。
運送会社の経営も、
結局はその積み重ねなのだと思います。
“いきなり1年後に大きな利益を残す。”
そう意気込むだけでは、いつまで経っても目標には届きません。
大切なのは、
未来から逆算して、今日の一手まで細分化すること。
会社の数字を変える第一歩は、
案外そこから始まるのかもしれません。
偉そうに書いてしまいましたが、
結構大切なことだと思うので、
自分への戒めも兼ねて書きました。
それでは、今回はここまで。
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
またお会いしましょう!
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