利用運送あれこれ

みなさん、こんにちは!

運送業専門行政書士の齋藤です。

 

暑いですねとしか言いようがないくらい
暑いですね。

もう暑いですねとしか言葉が思い浮かびません。

 

さて、最近の業務の状況です。

相変わらず、たくさんの会社様からご依頼を頂き、
順番に対応させていただいております。

特に、最近は立て続けに「貨物の利用」についてのご相談、ご依頼が
とても増えています。

「利用の利用」ではなく「貨物の利用」。
なんだかややこしいですね。

「利用の利用」については僕も所属している「トラサポ」
「利用の利用とは?」というページで詳しく説明しています。
ご興味のある方はぜひお読み下さい。

「貨物の利用」とは、まぁごく簡単に言うと
外注するための認可と言えばわかりやすでしょうか。

今更かも知れませんが、一般貨物の許可をお持ちで、
一般貨物の利用運送の認可がない会社は、外注(傭車等の利用運送)はできませんよ。

ただし、ここがまた利用運送をややこしくしているところで、
「運送責任」を持つか持たないかで「利用運送」なのか、
それとも単なる「取次」なのかに分かれるのです。

もし、「運送責任」を持ったまま「実運送」を外部に委託するのであれば
それは「利用運送」となり、「貨物の利用運送」の認可が必要になります。

逆に「運送責任」を持たずに「実運送」を外部に委託するのであれば
それは単なる「取り次いだだけ」となり「貨物の利用運送」の認可は不要です。

つまり「運送責任」を最後まで追うのかどうか??が1つの分かれ道となります。

多くの場合、「運送責任」を持ったまま傭車に出すことがほとんどなので、
利用運送の認可が必要になります。

数年先の更新制の導入に向けて、また下請法や貨物法の改正の影響で、
違法状態を改善したいという会社様が増えた気がします。

これはとても良い傾向ですね。

いつまでものらりくらりと法の抜け道を探して、
コソコソとグレーゾーンで商売をし続ける位なら、
普通に認可を取って正々堂々と経営した方が何倍も健康的だと思います。

巡回指導で見逃してもらったから…
周りの社長もみんなやってるから…
昔からこれでやってきてるし、どうせバレないから…
こんな子どもみたいな理由でいつまでも改善しようとしない運送会社も
まだまだたくさんあると思います。

それを否定するつもりはありません。

でも、肯定するつもりもありません。
もっと言うなら、いざと言うときに助けてあげたい、力になりたいとは思わないでしょう。
生意気ですみません。

でも、本当にそう思っています。
なぜなら、昔からちゃんと真面目にやっている会社がバカを見るようなことはしたくないという思いがあります。

ちゃんと真面目にやることをやってきた、もしくは、多少グレーな時代はあったあけど、
これからは真面目にやっていきたい。
こういう会社様のために仕事をしたい、と常々思っています。

僕自身、決められたことはちゃんとやるようにしています。
そりゃ、完璧にできているかと言われると完璧ではありません。
でも、なるべく完璧に近づけるように努力はしています。

じゃないと、自分自身が「お手伝いしたい会社様」と対等になれないと思うんですよね。

いくら口で、ちゃんとやりましょうとか、真面目にやりましょうと言ったところで、
自分のビジネスが胡散臭い状態では申し訳が立ちません。

僕の理念の1つで「美しく」という理念があります。
醜いことはしたくない。
例えば、
並んでいるのに平気で割り込む
タバコのポイ捨て
電車の中で騒ぐ、大声で話す
こういうの、イヤです。

サーフィンに行ったときに良く目にする光景で、
ハマグリを取ってはいけないエリアで平気でハマグリを取る。
で、注意されたら逆ギレする。
そんな人間にはなりたくないし、近づきたくない。

こういう思いが僕の根底に流れています。

なんだか、だいぶ脱線しました。
ま、コンプラは守らなきゃいけないし、必要な許認可は当然に取得しましょう。
運送事業に抜け道なんてありません。
そんなコスいこと考えるヒマがあるなら、どうやったら運転手の給料をもっと上げられるかを考えましょう。

ということで、今回はここまで。

最後までお読み下さいましてありがとうございます。

またお会いしましょう!

 

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