行政書士の独り言|続けることの大切さ

成果が見えなくても、あなたは確実に前進している

 

みなさん、こんにちは!
運送業専門行政書士の齋藤です。

突然ですが、あなたは、すぐに成果を求めていませんか?

新しい取り組み、学び、チャレンジ。
それらを始めたその日から「目に見える結果」
を期待していないでしょうか。

もしかしたら、そういった“急ぎの姿勢”こそが、
成長や成功を遠ざける原因になっているかもしれません。

 

自転車を思い出して下さい。

ちょっと思い出してほしいのですが、
子どもの頃に挑戦した「自転車の練習」、
覚えてますか?

最初は恐る恐るペダルを踏み、
バランスを崩して転び、
時には膝を擦りむいて泣いたかもしれません。

それでも、転ぶ恐怖と戦いながら、
また誰かにコツを教わりながら、
何度も何度も練習を繰り返すうちに、
ある日突然、
すっと乗れる瞬間がやってきたはずです。

実は、この「急にできるようになる瞬間」
というのは、実は“急に”ではありません。

水面下では、少しずつ少しずつ積み重ねた
「経験」や「微調整」が行われており、
それがある閾値を超えたときに、
一気に表面化するのです。

つまり、成果が現れる前の時間こそが、
最も価値あるフェーズなのです。

でも、実際に、ビジネスにおいてはどうでしょうか?

一度SNSを投稿して反応がなかったからやめる。
広告を2回出して問い合わせがなかったからやめる。
社員に新しいルールを伝えたのに一週間で浸透しないからやめる。

このように、わずかな試行で判断し、
「結果が出ない=意味がない」
と決めつけてしまう人が本当に多く見受けられます。

しかし、それはあまりにももったいない姿勢です。

 

成果が出る“手前”で、ほとんどの人が諦めている

人間は「成果が見えない」と、
継続することそのものが難しくなります。

努力しても報われないように感じるからです。

そして、その焦燥感や不安から、
多くの人が本当に結果が出る“一歩手前”で
手を止めてしまいます。

これは非常にもったいない。

なぜなら、続けてさえいれば、
確実に前進しているからです。

例え目に見えなくても、
小さな理解、
小さな調整、
小さな気づき
が積み重なっています。

もう一度、自分の過去を思い返してみてください。

たとえば、学生時代の部活動。
入部してすぐに試合や大会に出られる人が
どれだけいたでしょうか?

ほとんどの人は、1年間地道に練習を重ね、
ようやく試合に出るチャンスを得たはずです。

これは、ビジネスでもまったく同じです。

一日で得た成果は、一日で失うこともあります。
しかし、何ヶ月、何年と積み重ねて築いたものは、
簡単には壊れません。

逆風にあっても、土台がしっかりしていれば耐えることができます。

 

「すぐにできること」は、誰でもできること

誰でも一日で習得できるようなことは、
そもそも“スキル”とは呼べません。

誰でもできる=代替可能=価値が低い、

ということです。

逆に、習得に時間がかかるからこそ、
その価値は高まり、競争優位性にもつながるのです。

にもかかわらず、多くの経営者は、
「1回やってうまくいかなかった」
だけで方向転換しようとします。

言ってしまえば、
それは“準備運動だけして帰る”ようなものです。

 

時間を味方につけることが、最強の戦略

ビジネスにおいて、最も強い戦略は
「継続できる仕組みを作ること」です。

才能やスピードに頼るのではなく、
地道に、安定して、積み上げられること。
それが、長期的な成功を生む礎となります。

あなたの会社やサービスにしても、
最初から評価されることを期待しすぎてはいけません。

世の中の認知や信頼には、
必ず「時間」というコストが必要です。

あなた自身も、いま目の前で起きている
「目に見えない成長」を信じてください。

すぐに成果が出なくても、諦めないでください。

あなたが今日も歩みを止めず、
チャレンジし続けることこそが、
最も確実な成長の証なのです。

 

それでは、今回はここまで。
最後までお読み下さいましてありがとうございます。

またお会いしましょう!

 

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