経歴と開業の経緯
正直に告白します。
僕は、きちんとした学歴があるわけでもなく、
お恥ずかしい話なのですが異業種への転職をいくつも経験しています。
なのであまり大したことは書けないし、
公開するのも気が引ける位なのですが思い切って公開します。
僕はとある短大を卒業後、
フリーターを経て、
飲食店で料理人を目指し修行をしていました。
業種は和食です。
厳しかったです。
なぜ料理人を目指したかというと、手っ取り早く自分の店を持てる、
つまり独立して自分で商売ができると思ったからです。
それが甘い考えだったことは後から気づくのですが。
当時から独立して自分で何かをやりたいと考えていました。
世間を何も知らず、井の中の蛙だった僕は、
学歴のない人が独立して店を持てると言えば
飲食店か美容室位(決して飲食店や美容室を見下しているわけではありません)
しか思いつかず、狭すぎるたった2つの選択肢から飲食店の道を選びました。
その後、数年間、料理人として修行をするのですが、
ある日、ふとしたきっかけから
飲食店で独立するという思いがスパっとなくなり、
いきなり転職することになります。
その転職先とは、大手のサラ金会社でした。
今で言うと消費者金融と呼ばれる業態の会社です。
そこでしばらくの間、債権管理、
いわゆる取り立ての仕事をしていました。
とてもハードでしたが、それ以上に勉強になりました。
仕事だけではなく、会社自体、とても体育会系で上下関係も厳しく、
かなりメンタルを鍛えられもしました。
でも、心の中にあったのは、ずっと会社員でいるつもりはなく、
いつかは何かで独立したいと考えていました。
やはり独立して自分で何かをしたいという思いは消えなかったようです。
当時は、仕事柄、会社側から貸金の返還訴訟を提起することもあり、
会社側の代理人として裁判所へ出廷することもありました。
また、働き始めてしばらく経った頃から、
記憶にある方もいらっしゃると思いますが、
「過払い金」の返還請求がポツポツと増えてきました。
この傾向は収まることなくどんどん増加をたどることになります。
当然、法律的な知識は最低限しか持ち合わせてなかったので、
もう少し勉強が必要だな、と感じることが多くなりました。
そこで知ったのが行政書士という資格でした。
行政書士という存在は知っていました。
実は、友人のお父様が行政書士という仕事をしていたのです。
ですが、具体的にはどんな仕事をしているかまでは全く分かりませんでした。
当時は、仕事上、返還請求を扱う弁護士か司法書士位しか士業という存在を知らず、
行政書士も名前を聞いたことがあるといった程度でした。
ところがこの友人のお父様が独立のきっかけになるのです。
なぜか?
理由は単純で稼いでいたからです。
僕は行政書士=お父様で、行政書士になれば稼げる
というあまりにも短絡的で今こうして書いていても恥ずかしくなります。
ただ、この邪な思いが最終的には会社を辞め、
独立へとつながったのも事実です。
その後、勤めていた会社を辞め独立!と言いたいところなのですが、
肝心の資格がなくフリーターをしながら受験勉強をすることになります。
時給が安く、貯金を取り崩しながら勉強し、なんとか資格を取得。
1年間の下積みを経て念願の独立です。
ところが、全く仕事がありません。
資格さえあれば何かしらかの仕事はあるだろうと
めちゃくちゃ楽天的に考えていた僕も日に日に焦りが出てきました。
今思うと、本当に甘すぎたと反省しています(笑)。
このときは本当にお金がなくなっていく恐怖に日々怯えていました。
自分の甘さと現実の厳しさを身をもって知りました。
そんなダメダメだった僕も、おかげ様で9年目(2022年12月で)を迎えられそうです。
お客様とのやりとりで大切にしていること
何といっても誠実に対応することを意識しています。
きちんと連絡をする、期日を守るといった
当たり前のことを当たり前にやるということです。
特別なことや目新しい事をする必要はなく、
あくまでも普通の事を普通にやる。
でもこれはこれで意外と難しいと気づきました。
例えば連絡しますと言いながらも、
ついつい連絡を忘れてしまったりしてしまうことがあります。
ついつい専門用語を多く使い過ぎてしまって
会話を複雑にしてしまったりすることもあります。
こういったことを日々、反省をしながらも誠実に業務を行う事を心がけています。
また、僕に相談、依頼をしてよかったと思っていただけるような
仕事をするように心がけています。
何かのきっかけで僕を知っていただき、
なにかのきっかけで、
僕にコンタクトを取っていただいたという
ご縁を大切にするようにしています。
もちろん、お互い人間なので
相性などが合う合わないの問題もあるかと思います。
後々イヤな思いをしないように
最初の入り口でしっかりとお話をさせていただくようにしています。
そのため、特にヒアリングには力を入れています。
お客様の言葉とやりたいことが一致していない場合があり、
それはきちんとしたヒアリングからでしか
発見できないポイントでもあります。
お客様の言葉を疑うわけではありませんが、
鵜呑みにしてしまうと、
実は、それはお客様の本当の意図ではなかった
ということも起こりかねませんので、
ヒアリングはしっかりと行うようにしています。
そうすることで、徐々に信頼関係も出来上がってくると思っています。
ただ、あまりにも横柄だったり過度な要求ばかりしてくるような方は
お客様として接することができなこともありますのでご了承ください(笑)。
休日
セミナーや勉強会に参加することとサーフィンです。
この2つでほぼ休日はなくなります(笑)。
行政書士業務に関連した勉強会以外にも
マーケティングやその時々で気になったセミナーなどに
参加するようにしています。
サーフィンは、普段はお隣の茨城県に行くことがほとんどなのですが、
月に1度位は足を延ばして千葉エリアまで遠出をします。
おかげ様で素敵な仲間に恵まれることができ、
楽しみつつしっかりリフレッシュすることができます。
サーフィンをご一緒させていただく仲間のほとんどが
経営者や士業の方なのでとても勉強になります。
経営者の方も業界は全くバラバラなのでとても良い刺激を与えていただいています。
まだ、海外でサーフィンをしたことがないので、
ある程度まとめて時間を取れるようになったら
海外のサーフスポットでサーフィンしてみたいです。
今後の展望
今後は、栃木県において運送業の許認可手続きと言えば
「さいとう事務所」と言われる位に実力、知名度共に地域1番を目指します。
現在は知識、経験、知名度などまだまだ先輩方には及びませんが、
これからもっともっと成長するために日々行動していきます。
また、運送業専門の事務所として法人化をすることを中期的な目標にしています。
最後に
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
読んでいただいてわかると思いますが、
僕には立派な学歴も経歴もありません。
話すと面白い裏話はたくさんありますが(笑)。
どちらかというとたたき上げの初代の社長さんと
話が合うことが多いような気がします。
もちろん2代目、3代目の社長さんの話を聞くのも大好きです。
このような僕ですが、もしご縁があればぜひお話を聞かせてください。